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筋膜ローラーリリース#0 -なぜ筋膜リリースなのか-

自分でやるのと、人にやってもらうのとの違い

皆さんはフォームローラーをご存知でしょうか。

これはランブルローラーという種類のものになります。

青が突起に弾力があり、初めてやる方向けになります。
黒が突起が硬めの為、痛いので慣れている方向けになります。

こちらはタイガーテールというものです。部分的な細かいところがほぐしやすくなります。左右の持ち手を持ってコロコロするだけです。

このようなアイテムを駆使して、リリースをかけていくんですね。色やサイズもたくさんありますので自分に合うものを選択してください。

このローラーについている突起の部分を、体の張っている部分に自重をかけながらコロコロさせていくことでほぐしていくという方法になります。これが筋膜リリースになります。

自分でやる場合の良いところは、体と対話しながらどこが張っているのかなど体の不調が分かるようになることで、予防や次への行動へ考えを持つ事ができます。しかし、自己流になりやすく力が強かったり、同じ個所を何度もずっとやりがちになってしまう為、注意してください。やり過ぎてしまうと痛めてしまいます。

人にやってもらう場合の良いところは、治療家やセラピストさんにリラックスして施術を受けられることで癒しがある事と、終わったあとは体が軽くなっているとこですね。ただ、時間経過と共に体は元に戻ってしまい、元の張りを感じるようになってきてしまうんですね。人にやってもらわないと、ほぐれた感じがしないと思われる事が多いです。

自分でやった方が、常日頃から体をチェックしていくことができるし、”今日はいつもより肩の動きが良いな”など体の調子を把握できるので、障害の予兆を感じる事ができるので、自分でやる事をおすすめします。

筋膜ってなに

筋膜を一言で言うと全身の筋肉を包み込んでいる1枚の膜のことです。

身体のあらゆる組織や器官を包む繊維質の膜で、人体を包んで保護し、支え、そして結合する役割のある結合組織であり、更に老廃物の排出や感覚の受信・発信など、日常生活からスポーツまで、人体活動に影響を及ぼす組織です。

もので例えるならウェットスーツのようなものなんですね。

つまり、どこか一か所でも引っ張られることでねじれやすいんですね。

下の図は鶏肉なんですが、これが筋膜です。

これが筋肉や皮膚にくっついてしまうことを癒着というのですが、手でさすると皮と身にズレを感じるようにスライドしますよね。

人体でも全く同じなんですね。

その筋膜には皮膚側と筋肉側で分かれています。表層にあるのが浅筋膜、深層にあるのが深筋膜と言います。

筋膜の構造はどうなっているのか

このような構造になっています。

筋膜はガーゼのような格子状になっていて、このガーゼ同士がこすれるように動くと問題ないのですが、これがこすれずに癒着してしまっている時は筋膜がねじれている状態を指します。

浅筋膜と深筋膜に分かれています。

触診で言うと、腕に手を置くだけで感じるのが皮膚、さするレベルがリンパ(ここが筋膜)、押して弾力があるくらいが筋肉、更に押して痛みが出るくらいが骨となります。

筋膜が働くことでどうなるのか

大きく3つの働きがあります。

ガーゼで例えますと、濡れてから乾燥してくっついてしまったガーゼは重なり合ったまま剥がれないですが、水分を吸収したガーゼは柔らかくなって剝がれやすくなりますよね。

筋膜にも同じ事が言えるんですね。

1つ目は筋膜は水分を取り込むことで筋肉や内臓組織との滑りを良くするという働きがあります。これがくっついたままですと固くなって可動域が狭くなってしまいひっぱられることに繋がってしまいます。そうすることで異常が起きやすくなってしまうんですね。

2つ目は足の裏を例します。ローラーや突起などで圧をかけた部分の感覚が良くなるということです。人の皮膚の表面には感覚を捉える受容器、いわゆるセンサーが無数にあり、その感覚が鋭くなるということは、立ち方を捉えることに繋がり安定性が増します。

3つ目は筋膜は骨や筋肉や内臓も包んでいるので、姿勢や骨格を維持して安定させていくんですね。

しかし、筋膜も乱れていくんですね。格子状の配列がたわんだり歪んだり癒着したりと悪くなる状態のことを乱れると言っています。

どのような場面で起こるかと言いますと、パソコン作業やスマホ操作によって肩が丸まった長時間の同じ姿勢、ストレスや緊張状態、靭帯損傷や骨折などのケガをした時、スポーツなどの負荷のかかった状態の反復動作や日常の同じ反復動作をした時に乱れるということが起きてくるんですね。

まとめ

筋膜は全身を包み込んでいる言わばウェットスーツのようなものであり、全身に繋がっていることから一つの球体のイメージになります。

その為、どこかがひっぱられれば、どこかがねじれていくんですね。その状態で、ストレッチをしたところで効果は期待できないということから筋膜リリースは非常に重要ということになります。

このねじれには、日常動作からスポーツまでは幅広い生活環境の中に要因が潜んでいますので、ライフスタイルや運動の前後にもストレッチの前に是非この筋膜ローラーリリースを取り入れることで、予防や改善に繋がることと思います。

最後まで、大切な時間を使って読んでくださったあなたに、良い事がありますように。

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