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次世代栄養学#0 -次世代栄養学とは-

ここでは次世代の栄養学とは何かをお伝えします。

次世代って何?と思う方もいるかと思いますが、これまでの古典的な栄養学とは全然違うんですね。

次世代栄養学、それは予防栄養学にあたります。

1980年代に分子生物学というものが出てくると、とにかく色々なものが分子レベルで考えられるようになったんですね。

例えば病気の原因もそうです。

こうして病態の解明も分子レベルで説明できるようになったことから、栄養学も分子レベルで説明できるようになっていくんですよ。

そこで予防医学を実践していく為の新しい栄養学が必要になってきます。

それがここでお伝えしていく次世代の栄養学になるんですね。

その次世代の栄養学というのは実は機能性医学に基づいた栄養学になります。

20世紀前半、感染症で命を無くしていた時代。

そして現代、感染症よりもガンや糖尿病に生活習慣病、それから精神疾患といったものが出てきて生活の質が落ちたり、命を落としたりするような時代。

そのような状況や考え方を変えざるをえない状況になってきたと思うんですね。

それは栄養学も同じで、これまで栄養失調の時代から、食べるものを間違える事によって病気を引き起こす食原病。

例えば糖尿病というような病気は食べ物の間違いによって病気が発症してくることになります。

そうした病気を予防することを考えますと、食べ物や食べ方をどういう風に変えていったらいいのかが必要になるんですが、今までの古典的な栄養学ではそこらへんのことが上手く説明もできないですし治療法といったソリューションを提供できないということになってしまうんですね。

そこで機能性医学とは、病気を一つの大きな木に例えるとしますね。

原因というのは木の根っこの部分にあるわけなんですよ。

それで根が腐って、木が枯れて、葉が落ちて、花も咲かない。

今の医学は皆さんが病院に行くと、葉っぱの症状ですね、葉っぱが落ちたらそこだけを治療し、悪いものが出きた、じゃあそこだけを外科的に切り取るといった西洋医学的な考え方に基づく医療であり、薬の処方と外科の組み合わせになっています。

ですがよくよく考えますと、病気の原因というのが根っこが腐ることにあるので、その部分の土の質を元に戻して腐っている根を元に戻さないと病気の根本的な原因が不明のままという事になります。

なので今までのように栄養が足りないのでカロリーだけをしっかり入れてあげれば病気が治るというような時代から、第5、第6、第7の栄養素を取り入れる。

つまり、

ビタミンやミネラル、食物繊維にファイトケミカルやポリフェノールなどの新しい栄養素をいろいろと駆使してソリューションを目指していかなきゃいけないというような、今までに無かった考え方を導入しているということなんですね。

それが機能性医学であり、それに基づく次世代の栄養学になります。

ここから更に大切な話をしたいと思います。

強調したい言葉があります。

それは”量”の問題ではなく”質”の問題ということです。

具体的に言うとカロリーが足りないから栄養失調になった、それはカロリー計算をしてカロリーを増やせば病気は治るといった

単純な考え方ではなくて、その内容、質というのがとても重要になってくるんです。

例えば、カロリーの元となる炭水化物、たんぱく質、脂質がありますよね。

これらの”質”が問題になってきます。

特に油なんかは昔はサラダ油しかなかったものが今ではスーパーに行くと、オリーブオイル、亜麻仁油、ココナッツオイルなど様々な種類の油がありますよね。

これらも油質が違いますので問題となってきます。

ポリフェノールで言えば、ブドウや赤ワインに多く含まれているレスベラトロールというのがあるのですが、抗酸化作用が強くて長寿遺伝子を活性化する働きをします。

こういった新しい栄養学の知識がないと糖尿病を解決したり、認知症を予防したりと新しい次世代の栄養学が理解できないというようなことになるんですね。

ビタミンもそうです。

ビタミンA、B、C、D、E、Kと古典的なものと思うかもしれません。

ここではビタミンDについてお話しますね。

これは食べ物からは摂取できず、紫外線を浴びる事で皮膚で産生されるものになっています。

しかし現代の日本人は紫外線を避けるようになってしまい、ビタミンDの血中濃度が非常に少なくなってしまったんです。

このビタミンDというのは、インフルエンザなどの感染症だけではなく、がん、免疫能力、骨、筋力に加え、最近では認知機能に関係していることが分かってきました。

その為、非常に大切なビタミンと考えられるようになったんです。

しかし、古典的な栄養学ではビタミンDはそれほど注目されていなかったということで、他のビタミンA、B、C、E、Kに対しても新しい考え方を導入してバランスの良い提供をおすすめしていきます。

1990年から2022年の間に栄養学はガラリと変わり、いろいろな研究結果や知見を集約した新しい栄養学が必要になり、

それがないと今の時代の生活習慣病、ガン、認知症、新型コロナウィルスを予防するという新たな戦略を立てるためには、

古典的な栄養学では不十分だということなんですね。

しっかりした正しい知識に基づいた栄養をとる、食事をするというのが全てのもう基盤であり土台となるんです。

症状が出たら病院に行って治してもらえばいいやという考えは捨てて、自身が自身の知識で健康を維持して病気を予防する。

自分で予防できるようになる時代にする為、自身のライフスタイルに予防医学を取り入れてみましょう。

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